これをわしが描く意味って何だろう。 #musani
SHIROBAKO Advent Calendar 23日目です。今年もいよいよ大詰めですね。
これをわしが描く意味って何だろう。
第12話、宮森がアニメーター探しに奔走する中で出会った菅野光明氏との会話です。
宮森さん、これをわしが描く意味って何だろう。どうしてワシに頼んできたの?
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42584529.html
このシーン、宮森は「とにかく誰でもいいから人がほしい!!!!」という場当たり的な要望で菅野氏に仕事をお願いしてしまいました。(宮森もスケジュール的に追い込まれていて焦っていたと思います。しょうがない。つらい。)
きっと菅野氏もそんな状況を看破しつつ、あえてこういう言葉で返します。
アニメーターも人間だから、この仕事はお前にしかできないって言われたいんだよね。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42584529.html
この状況、
- 依頼する側: 時間もないし、誰でもいいからたすけてくれ!!!!!!
- 引き受ける側: これを自分がやる意味ってなんなんです???
という微妙なすれ違いがありました。
エンジニアの現場でもよくある構図じゃないでしょうか。
ビズ側の人は「誰でもいいからやってくれ〜」だけど、エンジニアは「なんで自分なんですか」となってしまってギスギスしてしまう状況...(´;ω;`)ウッ…
どうして意味にこだわってしまうのか
引き受ける側(=クリエイター側)が仕事の意味にこだわってしまうのは、「誰がやっても同じことはやりたくない」という思いと同時に「自分が得意なことのほうが価値を最大化できる」とわかっているからだと思います。どうせやるなら自分にしかできないことをやりたい、得意分野で貢献したい。
もちろん、つべこべ言う前にやらないと死ぬ!!!みたいな状況はありますが、それが長く続くことは良くないことだし、やはりクリエイターにとっての理想の仕事は「自分がやる意味を見いだせる仕事」のはずです。
SHIROBAKOの場合
先ほどのシーンの続きで、菅野氏が
ムサニならいるじゃんあの人、杉江茂さん。
と言って『杉江3日伝説』の話をします。
知らない?チャッキーのオープニング、一人で全部描いたの杉江さん』
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42584529.html
ここでようやく宮森は菅野氏に依頼しようとしていた仕事が、実は杉江さんが適任だったことに気付き始めました。杉江さんにとっての得意分野は、きっと杉江さんにとって「意味を見いだせる仕事」のはずです。
逆になんで杉江さんに頼まないか不思議だがね、わしは。
それを菅野氏もわかっていたんですね。きっと。
そして杉江さんが中心となって原画を描き上げた結果、作品は無事完成を迎えることができました。
自分の得意分野で描く意味を見いだした杉江さんと、その姿を見て自分の描く意味を見いだしたチームメンバーの団結・・・最高のチームワークです。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42584529.html
仕事が終わった後、杉江さんが宮森と話をします。
仕事を振ってくれなかったら、僕はムサニのお荷物で終わるとこだった。
自分にもまだやれることがあるんだとわかって、とても嬉しいんだよ...ありがとう。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42584529.html
描く意味を取り戻した杉江さん、本当に生き生きしています。ここ何回みても泣いてしまう...
まとめ
クリエイター仕事においては、メンバーそれぞれがやる意味を見いだした結果のチームワークが大きな成果を生むと思います。SHIROBAKOを見ているとそんな気持ちになります。
「与えられた仕事から意味を見いだす」という方法も大事ですが、どうせだったら「描く意味」を見いだした仕事をやっていきたいし、そういうチームを作っていきたいと思いました。
2018年もいい仕事ができるようにがんばりマスタング。
3年目のりーちゃんは今頃どんな仕事をしているだろう #musani
SHIROBAKOアドベントカレンダー3日目です。
去年一昨年と同じく、りーちゃんこと「今井みどり」にフォーカスして書いていきたいと思います。
出典: http://shirobako-anime.com/character.html
SHIROBAKOの放送時期から3年が経ちました。あのエンディングの後そのまま時間が進んでいるとしたら、りーちゃんがムサニにいた頃から数えてだいたい3年くらい経ったことになります。 今も変わらず仕事をしているとしたら、どんなモチベーションや夢を持って日々を過ごしているのでしょうか。
りーちゃんの仕事に対するモチベーション
りーちゃんは、主人公5人の中で一番年下です。なので、先にアニメ業界に就職していく先輩たちを見ながら焦っていた時期がありました。 (焦りの詳細については、一昨年のアドベントカレンダーを参照) shanonim.hatenablog.com
その焦りを乗り越えてムサニでのポストを勝ち取り、師匠を得て、ついには先輩たちと同じタイミングで同じスタートラインに立つことができました。
つまりりーちゃんにとってのSHIROBAKOは、憧れの先輩たちに追いつくまでのサクセスストーリーでもあるのです。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/43988621.html
この時、彼女の中にあった仕事のモチベーションは、脚本家になりたいという長年の夢に加えて、好きな人たちと一緒に仕事をしたいというもうひとつの夢が生まれていたように思います。
知識の収集については元々貪欲な彼女でしたが、ムサニに入ってからの仕事は、ただ知識を集めるだけじゃなくそれを作品に活かすためのチームワークが必要でした。互いに尊敬し合える仲間や師匠との仕事を通じて「最高の仲間とのチームワークが、最高の作品を作る。」という確信を得ていたのではないでしょうか。
モチベーションはどこからくるの
りーちゃんの仕事に対するモチベーションは、モノづくりをする人にとって至極まっとうで、眩しいくらい理想的なものです。
- 自分の夢を叶えたい(=脚本家になりたい)
- 最高のチームで仕事をしたい(=先輩たちと一緒にアニメを作りたい)
自分の夢をブレずに持ち続けることも、最高のチームを作っていくことも簡単ではありませんが、逆を言えば最高の仕事をするためにこの2つをぜったいに諦めてはいけないんだということを気づかせてくれます。
振り返ると、作中でのりーちゃんの行動は、この2つのポイントを中心に回っていたような気がします。
脚本家になりたい・物語を作りたいという夢を人に話したり(8話。宮森姉に自分のやりたいことを打ち明けるシーン、松亭で夢への決意を新たにするシーン)
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42119924.html
弟子入りを申し出たり(20話。舞茸しめじとの会話シーン)
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/43561584.html
結局ゴールがわかっているから行動できるのであって、つまり「自分って何やりたいんだっけ」を自分自身で理解しているって強い。
3年目のりーちゃんを想像してみる
りーちゃんはみゃーもりの2学年後輩なので、2期最終話時点で大学4年生です。元々アニメ業界への就職を夢見ていたので、そのままムサニに就職しているかもしれません。
第三飛行少女隊の成功体験を通して、自分の中にあるモチベーションをさらに強めていると思います。
もしかしたら、舞茸さんの右腕として成長した後に、より大きな作品とチームで活躍しているかもしれません。
【脚本家 キャリア】でいろいろ調べてみると、長期シリーズ物は複数人の脚本家で共同制作することもあるようです。ここでもきっと、ムサニ時代の経験が活きることになるでしょう。
careergarden.jp
1年目と同じモチベーションの延長線上にいながら、さらに大きな夢を追いかけているであろう3年目のりーちゃん、完全にかっこいいですね。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/43988621.html
まとめ
アニメ全話を通して、りーちゃんの自分の夢に向かってまっすぐと進んでいく様子は、見ていて清々しくもあり、また羨ましくもありました。
(実際はこんなに上手く行くことほど簡単じゃないと思います、20話では平岡に絡まれて一瞬闇落ちするシーンもありましたし(平岡ゆるさん
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/43561584.html
自分への学びとしては「やりたいことをクリアにして、最高のモチベーションで最高のバリューを出していきたい」という感じです。りーちゃんに負けじとやっていきたい。
余談
漫画版では「メジャーになるまでは『楽しい』だけが報酬なんすから!」とまで言い切っていましたが、
メジャーになるまでは『楽しい』だけが報酬なんすから!
— SHIROBAKO名言bot (@ShirobakoBot) 2017年11月22日
今井みどり #musani #SHIROBAKO #1巻 pic.twitter.com/kZZWE6pnse
ここまでくるとやりたいことファーストすぎてちょっと心配になるので、3年目のりーちゃんには毎日松亭に行っても不自由ないくらいの報酬を得ていてほしいです。
最後に一番好きな眼鏡りーちゃんの画像貼っときますね。また来年! 出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42002913.html
サンフランシスコ滞在記 day1【MountainView散策】
目的
KotlinConfとdroidcon SFに来ました。(droidcon SFはday1だけ参加します。 www.kotlinconf.com .droidconSF
せっかくアメリカに行くのでついでに色々見てこようということで、少し多めに前乗りしました。10/30〜11/7の9日間滞在予定です。(現地に7泊8日)
1日目
東京-サンフランシスコ
羽田空港から日本時間16:25発の便で出発しました。羽田の国際線、めちゃくちゃ綺麗でびっくりした。
東京とサンフランシスコ、時差が16時間あります。日本を夕方に出るのに現地に着いたらその日の朝に着くという時間遡行・・
ずっと起きてたら着いた後キツいと思って、9時間弱のフライトの半分ほど寝てました。
機内からの朝焼け。
入国手続き、時間かかると思ってましたが、たまたま人が少なかったのか30分ほどで終わりました。
入国審査官「何しに来たん?」
僕「テック系のカンファレンスに来た」
入国審査官「なんてカンファレンスや」
僕「KotlinConfっていう」
入国審査官「コトリン???よくわからん」
僕「スマホのアプリ開発とかのやつ」
入国審査官「なるほどね」
ハローーーー!!!!! pic.twitter.com/9pkU93zQZ4
— shanon (@shanonim) 2017年10月30日
空港からBartという電車で移動しました。
到着即チンピラに絡まれる
到着してテンション上がってる中、いきなりチンピラに絡まれました。
駅のホームで「金よこせオラ」って言われて適当にあしらってたらいきなりキレられて、えぇ・・・という感じ
基本的に声かけられても対応しないほうが良さそう。(イヤホンしてると良いらしい)あと、絡まれた時たまたま周りに人がいない状況だったので、なるべく人の多い場所にいるべきという学びを得ました。はー洗礼・・・
チンピラに絡まれたり乗り継ぎ間違えたりしてテンション下がって、逆に落ち着いてきた..
— shanon (@shanonim) 2017年10月30日
MountainView
到着早々色々ありましたが、その後無事に後輩と合流しました(後輩は2日前からさらに前乗りしてた)
Caltrainというアメリカンな電車に乗ってMountainViewに行きます。
MountainViewはGoogleやAppleを始め、たくさんのTech企業が集まっているエリアです。ぱっと見は閑静な住宅街という印象。治安がよさそう。
Computer History Museum、行きたかったけど休館日だった。泣いた。
Googleの本社に行きました。オフィス内は社員の知り合いがいないと入れないので、Vistor向けの施設と街の散歩だけ。
Googleplex - Wikipedia
Oreo!!!!!!!!
観光客感。
歴代のドロイド君達
めちゃくちゃでかい
Honeycomb pic.twitter.com/6XAG8pM5xe
— shanon (@shanonim) 2017年10月30日
4系切りたいマンがKitKatに齧り付く様子です @taikai_m pic.twitter.com/UJNdAwkiQZ
— shanon (@shanonim) 2017年10月30日
Lyft
Google〜MountainView駅、サンフランシスコ駅〜Airbnbの宿までLyftを使いました。 https://www.lyft.com/
基本的には日本で使うUberとほとんど一緒です。
ファーストビューの背景が動画なのいいよね
自分の現在地と目的地を設定すると、近くのドライバーとマッチングしてくれます。
乗車したら目的地までのナビ開始。
金額は乗車前に確定していますが、乗車後にチップ込の金額を設定できます。
サンフランシスコは街中にUberとLyftが走っていて、完全に日常のインフラになっているなぁという印象でした。滞在中の移動はほとんどLyftになると思います。
Airbnb
今日から4泊、Airbnbで予約した宿に泊まります。(2件の宿に2泊ずつ)
今日と明日の宿。市内へのアクセスとエリアの治安を考慮して住宅街寄りの宿にしました。 www.airbnb.jp
正直「Airbnbどうなん・・・?」と思ってましたが、スーパーウルトラ快適です。
がっっつり8時間寝て時差に順応した pic.twitter.com/q1bCYc6onG
— shanon (@shanonim) 2017年10月31日
今日
ファーマーズマーケットに行って、メルカリUSのオフィスにおじゃまする予定です。引き続き、気をつけながら楽しんできます。
転職して半年が経ちました。
転職して半年が経ちました。あっという間だった。
色々と落ち着いたので、振り返りと今後の展望をメモしておきます。
現職について
食品ECの会社でエンジニアとして働いています。
普段は基本的にAndroidアプリを書いていて、時々IoTの工作をやったりしてます。
ちなみにAndroidはフルKotlinでやっています。ことりんかわいいよことりん。
前職について
前職はWeb/アプリの受託開発がメインの会社で、3年在籍しました。3年間で10社以上の受託案件に関わったと思います。
最初の1年半はPM兼ディレクターみたいなことをして、その後Androidエンジニアにジョブチェンジしました。
度々の炎上案件で精神的に不安定になった時期もあり、全体的につらい日々でした。(ひとりで仕様書持って客先行って詰められて監禁されたり、数千行のMainActivityを泣きながら修正したり)その節は大変ご迷惑をおかけしました。
所々楽しい案件もあったんですが、つらい時期は正直思い出したくないです。
転職のきっかけ
去年から趣味で電子工作を始めて、その流れでハードウェア系の勉強会によく登壇するようになりました。
秋頃にとあるIoTの勉強会で登壇した時、弊社のひとに声をかけられたのが最初のきっかけです。
(念のために補足すると、声をかけてくれたひとは採用目的で来ていたわけじゃなくて、その時僕が発表していた内容に単純に興味があったらしい。)
勉強会のしばらく後に「ご飯でもどうですか?」とお誘い頂いたときに「これからAndroidアプリを立ち上げます」という話があって、だったらそれ僕にやらせてください!と手を挙げました。 元々自社サービスの開発に関わってみたいという動機はあったので、良いマッチングだったと思います。
少人数のチームながら「Kotlinでいくぞ!!」という攻めの姿勢も良かったし、開発の裁量を自分から取っていけそうだなという雰囲気も決め手になりました。
ちなみに、IoTきっかけで知り合ったのにAndroid書いてていいの??と時々聞かれますが、どっちも好きなので大丈夫です。:)
ともあれ、勉強会の登壇きっかけで転職することになったので、やっぱり外部でのアウトプット大事だなぁと再認識する出来事になりました。
半年間でやったこと
- Androidアプリのリリース
- 自社サービスの会員向けアプリをKotlinでリリース
- QiitaOrganization作った。
- クリエイターズブログ(テックブログ)作った。
- GitLab→GitHub移行
- 採用活動
- Androidエンジニア1名採用
- 外部の技術顧問に来てもらった。
最近
転職直後は「オシャーー!!やっていきだコラァ!!!!!🔥🔥」みたいな感じで、今思うと過剰にエモい様子で燃えていたんですが、最近は比較的落ち着いて冷静になってきました。いいことだと思います。
それに伴って、やりたいこと・やるべきこと・できることがだんだん明確になってきました。
やりたいこと
やるべきこと
- ちゃんと事業を成長させるグロースハックをやる
- やたらめったらコード書くんじゃなくて、意味のあるコードで事業を成長させる。
できること
- IoT
- ハードウェアチョットデキル
基本的にコードを書くのが楽しくて、それ以外の優先度を下げがちなので、周りに迷惑かけないバランスでやっていきたいと思います。
あと早起きが苦手なので、頑張って朝型になりたい…
半年経って正直細かいツラミや不満はありますが、それはしょうがないな・・・と納得できるようになってきました。どこ行っても多少のツラミはあるはず。
大事なのはそれを変えていけそうかどうかという雰囲気で、そういう意味だと今の職場は前者なので、頑張って変えていきたいと思います。変えられそうになかったら、またその時考えます。
まとめ
幸せな転職ができてよかったです。色々相談に乗ってくれたり、お祝いしてくれた友人のみなさま、いつもありがとうございます。
これからもエンジニア続けていきます。💪
松亭行きたい! pic.twitter.com/7mN1mTsEmp
— shanon (@shanonim) 2017年8月3日
「Androidを支える技術」出版記念イベントに行きました。
さっき行ってきました。
正直に白状すると、まだ1巻の半分くらいしか読めてないのと2巻買えてない状況で行ったので、前知識が少ない状態での参加だったと思います。 それでも興味深い話・おもしろい話をたくさん聞けて楽しかったです。(話のすべてを理解できたとは言っていない)
あと、Android界のスターエンジニアの方がたくさんいて、緊張しました。。
とんでもない会にきてしもうた.. #androidを支える技術出版記念
— shanon (@shanonim) 2017年7月14日
終わった後にペーパーテストとかないですよね....(白目 #androidを支える技術出版記念
— shanon (@shanonim) 2017年7月14日
同時開催だった #startup_android も行きたかったなァ。。。
エンジニアであるということ
イベントであった技術的な話については、ここでは書かないことにします。(本の内容をまだ完全に理解できてないので..
それよりも、有野さん @karino2012 の話の端々から感じたエンジニアとしての心得のようなものに感銘を受けました。
Q&Aのときに、Androidの生みの親であるAndy Rubin氏の話になって、有野さんは「彼にはかなわない、エンジニアとしての敗北を感じる」と言った後に「いまのレベルでは敵わないので、もっとよいエンジニアにならなければならない」とおっしゃっていました。(たしかこんなニュアンスだったはず)
僕からすると、ガラケー時代を経てAndroid1.5の頃からずっと開発を続けているエンジニアなんて雲の上のさらに上、大気圏外宇宙の果てレベルの神エンジニアなのに、それでもまだ上を目指すのか・・というような気持ちになってしまって、途方もないレベル差を感じてしまったわけですが、
同時に、このひとは本当に技術のことが好きなんだぁという情熱が伝わってきました。やはり「好きこそものの上手なれ」なのでしょう。
自分も、最近ようやく好きな仕事を好きなだけできる環境に関われるようになってきたので、このまま引き続き邁進してゆこう〜〜という気持ちになりました。
つらみはあるけどね、がんばろうね。
まとめ
お酒しながら書いたのでエモみがつよくなってしまった・・・
来週からもがんばります。
実装を急ぐくらいなら、MVPでリリースすべき。
実装を急ぐくらいなら、MVPでリリースすべき。という当たり前ポエムです。
大昔、開発リソース足りないのにフル実装を目指した結果、負債的コードが残ってしかもリリースできなかった様子ありけり。
— shanon (@shanonim) 2017年6月5日
MVPは、Minimum Viable Product(必要最低限の能力を兼ね備えたプロダクト)です。
つらいパターン
- リリースがやばい。
- 実装を急ぐ。
- 「とにかく動けばええねん。」
- 技術的負債みの強いコードが残る。
- 「誰やこんなコード書いたやつ!!!😡😡」→「2ヶ月前のおれや…………..」
- 「誰やこんなコード書いたやつ!!!😡😡」→「えっ……..マジで誰……..(もうすでにいない担当者のcommit)」
- enhancement issueが重くなる
- つらい😇😇
つらい実装をしてしまう背景
MVPが判断できずにフル実装してしまう
MVPを判断できるプロダクトマネージャ、もしくはリードエンジニアがいるとベストなんだろうけど、実装メインのエンジニアだけではその判断が難しい。結局、プロジェクト開始当初のフル要件をリリースまで引っ張ってしまうパターン。
調整するのが面倒になってフル実装してしまう
実際にMVPを検討することになっても、ファーストリリースでどこまで機能を削る??→削った機能いつ実装できる??っていう決めが必要になるので、結局「あーー調整めんどいし実装したほうが早いわ!!!!」ってなってしまうパターン。
そもそも
スキル的に実装可能だけど時間がないという状況は、ミスを生みやすい状況だと思います。それでも完璧に実装するのがプロだろ!!!って言いたいのは、わかるけど・・・状況のイレギュラーをエンジニアに押し付けるのはよくないので、解決すべき🐯
つらい実装をしない🙅🙅
短期的には、
- 時間のかかりそうな機能は一旦削除してissueを切る。
- 落ち着いて段階リリースしよう。
中長期的には、
- コードレビューを徹底する。
- MVPのわかるプロダクトマネージャをしっかり立てる。
まとめ
念のために補足すると、今やってるプロジェクトがつらい状況っていうわけではなくて、むしろこうなりそうだったから修正している(軌道修正できた)という感じです。備忘録。
いいリリースをやっていきたい。💪
Go合宿2017@ 土善旅館に参加しました #golangjp
Go言語のプログラミング合宿に参加してきました。
なぜ参加したのか
普段触れる機会の少ないサーバーサイド言語を勉強するという目的で参加しました。仕事ではAndroidアプリ開発にフルコミットしているので、サーバーサイドの知識はほとんどと言っていいほど持っていません。とはいえ、今後必要になる機会は少なからずあるだろうし、クライアントサイドの実装をする上でサーバーサイドも分かるメリットは大きいと日頃から感じていました。(API周りの設計知識とか欲しい。)
サーバーサイド言語の中でもGo言語は前々から気にはなっていたのですが、始めるきっかけ掴めず・・・そこでちょうど合宿開催の話を聞いたので、この機会にチャレンジしてみようと思った次第です。
合宿場所
千葉県の土善旅館に行きました。
土善旅館[弓道合宿・開発合宿]
エンジニア界隈ではおなじみの開発合宿御用達の旅館です。今回初めて行くことができました。 東京からだと、片道2時間半〜3時間くらいです。結構遠い。
うおー成田乗り換えでさらに50分揺られるのか...思ったより遠い土善旅館😇 #golangjp
— shanon.kt (@shanonim) 2017年4月22日
参加費
1泊2食付き・開発合宿用の大部屋レンタル料金・合宿中のアルコールとお菓子込で一人13,000円でした。安い!😳
スケジュール
1日目は14時過ぎに宿に到着して、19時まで開発→夜ご飯を食べて、その後は眠くなるまでひたすら開発、
2日目は8時に朝ご飯→11時まで開発してLT大会、14時くらいに宿チェックアウトでした。
実際に開発作業していた時間は、合計で13時間くらいでした。就寝時間によって個人差があったと思います。
- (1日目) 15:00-19:00, 21:30-28:30: 11h
- (2日目) 9:00-11:00: 2h
雰囲気
終始和やかでありつつ適度なワイワイがあり、楽しい雰囲気だったと思います。Go言語初心者向けのチュートリアル講義があったり、参加者同士のQ&Aがあったり、作業自体はそれぞれの個人活動でしたが、技術的な会話や交流が盛んで良い感じでした。
↑合宿中のたのしい様子を応用して作ったWantedlyコラ画像
コラ画像作ってる場合じゃないんですよ
— shanon.kt (@shanonim) 2017年4月22日
あとこれも合宿ならではですが、作業中は基本的にずっとお酒を飲んでいました。困ったら乾杯。バグったら乾杯。ビルド成功したら乾杯。デプロイしたら乾杯。🍻🍻🍻
深夜3時に乾杯する開発合宿があるらしい #golangjp
— shanon.kt (@shanonim) 2017年4月22日
適度なアルコール摂取は作業効率アップに良い効果があるので(個人調べ)、たまにはアルコール駆動開発もいいかもしれません。
土善旅館の最高ポイント
「開発合宿に適した旅館」と言われても正直ピンときてなかったのですが、実際に行ってみてわかった最高ポイントがいくつかあります。
WiFi環境が最高すぎる
とにかくWiFiが速い。
これ、1日目の作業開始直後くらいに測ったやつですが、都内の光回線と遜色ありません。むしろ土善旅館の方が速いのでは・・・。
参加者30名弱で同時接続してこの速度なので、ネットワーク環境は盤石と言えるでしょう。しかもこのWiFi、旅館内のどこからでも繋がります。便利すぎる。
ひとをダメにするクッション
超絶快適に作業できるんですが、快適すぎて眠くなるので危険アイテムでした。自宅にほしい・・・。
各種備品
外部ディスプレイやMac用の変換ケーブル、電源タップなどはすべて旅館からレンタルできました。ホワイトボードも借りれるので、地味に便利。
24時間使える温泉
館内の温泉は清掃時以外、基本的に24時間使用可能でした。開発に疲れたら湯に浸かっていつでもリフレッシュできます。
猫
かわいい!!!!!!!!!!!!!!!!11
開発終わった.....🐱 #golangjp pic.twitter.com/gZ8rVqgDI5
— shanon.kt (@shanonim) 2017年4月22日
成果
個人アプリのサーバサイド開発をやりました。
具体的には、
- Go言語の基本を覚える(文法・開発方法・一般的なlibraryについて)
- 開発環境を整える(今回はIntelliJ CEにGolangPluginを入れて使いました。)
- APIサーバ構築に必要なlibraryを使ってみる
- 実際に個人サービスのAPIモックを作ってみる
という順番で作業しました。
反省
事前にTODOをまとめて合宿に臨んだのですが、計画していたほど進捗できなかったのが心残りです。
A Tour of Goなど、基本的なチュートリアルを事前に習得して参加しておけばもっと開発速度上げられたなぁという反省があります。
まとめ
知識まっさらな状態からの参加でしたが、週末2日間でかなりの経験値を得ることができました。勉強せざるを得ない環境にあえて身を置くのも、たまにはいいですね☺
あと、Go玄人勢のGolang愛がすごかったので、ぼくもそれにあてられてGopherくんが好きになりました。
この合宿で得たスタートダッシュを活かして、引き続きGo言語やっていきたいと思います。
@合宿参加者のみなさま
2日間ありがとうございました!また勉強会や次の合宿(!)でお会いしましょう🍺
おまけ
旅館の美味しいご飯
合宿ごはん、美味しかった☺ pic.twitter.com/QAAZPbQBKv
— shanon.kt (@shanonim) 2017年4月22日
旅館からの差し入れデザートに合宿会場が沸いた #golangjp pic.twitter.com/cF09J64VK7
— shanon.kt (@shanonim) 2017年4月23日
🍙🍻 #golangjp pic.twitter.com/gYb86UjiEn
— shanon.kt (@shanonim) 2017年4月23日