「私どこにいるんでしょうか...」
SHIROBAKO Advent Calendar 2019 3日目です。
私どこにいるんでしょうか...
これは17話のタイトルです。この回は、短納期で第三飛行少女隊のPVを作るために各キャラクターが奔走するストーリーでした。
このタイトルはそのままセリフとしても登場します。
制作進行の二人は、慣れない仕事と難しい調整業務に疲弊してしまい、ちょっとしたミスをしてしまいます。
それもあってかこのセリフ、物理的に「どこにいるんでしょうか...」という意味と同時に、「わたしって今何やってるんでしょうか...」という悩みの吐露のように聞こえました。
目の前の仕事が忙しくなってしまうと、ふとした時に「私どこにいるんでしょうか」状態になってしまうことがあります。
あっぷあっぷしてるときは気づかないけど、終わったあとに「あれなんかこれ意味あったっけ」という虚無感に襲われる場合。あるいは、忙しくはないけど気乗りしない仕事が続いてやるせない気持ちになってしまう場合。
どんな経験が役に立つかわかんないもんね!
そんな中でも、前向きに仕事してるずかちゃんはすごいなぁと思うわけです。
「どんな経験が役に立つかわかんないもんね!」
この前向きな姿勢が彼女にとってどんな意味を持つのか、最後までアニメを見た方ならきっとわかると思います。やっぱり経験という点と点がつながって線になるんですね。
じゃあ得意分野だ!
みーちゃんも悩み多きキャリアを歩んでいますが、職場でのちょっとした褒めがきっかけで徐々に前向きさを取り戻していきます。
社長「・・・っと!藤堂さんイイねぇ!そのジープのタイヤ」
みーちゃん「前の会社でずっとタイヤをやってたんです」
社長「じゃあ得意分野だ!」
みーちゃん「(えっ・・?!」
みーちゃん「・・・タイヤ褒められました。だから無駄なことはないんだなって思って。」
昔やっていたこと=得意分野かというと決してそうじゃないかもしれませんが、これは「やったことあるなら自信持って!」というメッセージにも受け取れます。とても元気になる褒めです。
変な話、こういうことをサラッと言えるような大人になりたい。
がんばりマスタング!
17話に限らず、SHIROBAKOは「いろんな壁にぶつかるけど、最後は諦めずにやり遂げる」というエピソードが多いと思います。でもその過程には助けてくれる先輩や上司がいたり、頼れる友人がいてくれることがほとんどです。
前向きな本人の意志とそれを支える周りの環境が揃ってはじめて壁を超えることができる、そのことを忘れずにやっていきたいと思います。
今年もおつかれさまでした。来年もがんばりマスタング!
技術書典5の思い出
Oisix ra daichi Inc. Advent Calendar 2018 adventar.org
実はもうオイシックス・ラ・大地のメンバーではないのですが、元同僚の厚意により参加させていただきます。ありがとうございます。
技術書典5の思い出
今年10/8に開催された技術書典5にて、Oisixのエンジニアメンバーで共同執筆した同人誌を頒布しました。
思い出があるので、書き残したいと思います。
きっかけ
技術書典に何度か個人サークル参加していた私が言い出しっぺとなり、完全に「ノリ」で合同サークルをエントリーしました。「技術書執筆に興味はあるけど個人サークル参加はハードル高い」と思っているメンバーも何人かいたので、じゃあみんなで書こうよ!と半ば強引に背中を押した気がします。みんなで渡れば締切もこわくない。
なぜ書いたのか
会社の技術広報
技術書典は一日で数千人が来場する一大エンジニアイベントです。そこで自社の技術を題材にした本を出すとなれば、知名度向上の効果は少なくないでしょう。実際に本を手にとって会社に興味を持ってくれる人が増えたら、長期的には採用効果もあるかもしれません。とにかく「うちの会社は技術をやっているぞ!」というアピールをしたかった。
エンジニア同士の技術交流
社内の各組織に散らばるエンジニアが互いに今興味あることや仕事について話す場があまり多くありませんでした。本を書けばお互いのやっていることもわかるし、心理的な距離も縮まるのではという思いがありました。
執筆人数と内容
呼びかけの結果、自分を含めて5名が著者となりました。できれば7,8名くらい集まってほしかったんですが、文章校正と編集の負担を考えると5名くらいでちょうど良かったなぁとも思います。
内容は以下のようなカテゴリで分かれました。
いい感じにテーマがバラけてバラエティ性に富んだ本にすることができたと思います。
スケジュール
- 参加申し込み: 7月中旬
- 社内初稿締切: 9月末
- 印刷所入稿: 10/4
- イベント: 10/8
ミス
スケジュールを見ておわかりでしょうが、印刷所入稿がイベント4日前です。なんたる極道入稿、間に合ったのが奇跡です。 最初からちゃんと進捗管理すればよかったんですが、のんびりやってたらこうなります。編集長である自分の責任を痛感しました。みんなで渡れば締切もこわくないと思ってたけど、ひとりでも渡れなかったら全員ドボンなんだ。
あと個人的なことなんですが、社の合同本以外に個人サークルのエントリーもしていたため、実質2冊分の締切が重なりました。鬼しんどかったです。合同本やるなら個人は出ないほうがいいと思います。(それはそう)
当日の頒布
直前にバタバタしたものの、当日は大きなトラブルもなく無事頒布を終えることができました。用意した計100部は無事完売。ほんとに嬉しかった。
「Oisixってエンジニアいるんですね!」「今までエンジニアリングのイメージなかったです」といった反応を得られたので、当初の思惑通りでした。認知されたら成功。やってよかった。
予想外の反応
社内で表彰してもらいました。執筆メンバー全員で受賞です。
わいわい表彰 pic.twitter.com/nr2lhx1PGb
— shanon (@shanonim) October 23, 2018
ノリで始めたとはいえ、社にとっても良い活動をやっているつもりだったので、ちゃんと認めてもらえたのは素直に嬉しかったです。
受賞の挨拶スピーチで全社員を目の前に「我々の会社はもっと””技術で課題解決する””というイメージが必要」などと偉そうなことをしゃべった気がする。でもほんとにそうだと思うんですよ。エンジニアリングの気配がないところにエンジニアは来ないと思うので。
反省
デザイン
表紙・裏表紙をちゃんとデザイナーさんに依頼すればよかった。表紙は本の顔なので、ちゃんとプロに頼むべき。
校正の方法
編集長が一括で構成するのではなく、執筆者同士が相互レビューするような仕組みを作りたかった。結局そのためのスケジュールをちゃんと取っているかどうかの問題かもしれない。
終わり
自分ひとりではできなかった経験なので、共同執筆してくれた他の4名に感謝しています。どうやって技術書を書くのか、書いたらどんないいことがあるのか、知見を残すことができてよかったと思います。
SHIROBAKOを支えるご飯のチカラ
SHIROBAKO Advent Calendar 2018 3日目を担当します @shanonim です。早いもので今年で4回目の参加になりました。
2日目のkgmyshinさんもおっしゃってますが、初めて松亭*1に行った日から今日までを振り返ってみると、3年間でいろんなことがありました。(転職したり、引っ越ししたり、お付き合いする人ができたり)
特に転職の根底にあった仕事観については、SHIROBAKOから大きな影響を受けたなぁと思います。
つらかった時期はみーちゃんの転職エピソードやずかちゃんの挫折時期に自分を重ねてしまいますし、
嬉しかった瞬間は絵麻が瀬川さんに褒められるシーンや杉江さんの無双回を思い出します。
"苦しいこともあるけど、自分の好きな仕事をあきらめない"、"好きな仕事を楽しむ"という大切なことを教えてもらいました。
SHIROBAKOには人生の大切なものすべてが詰まっている
— shanon (@shanonim) December 23, 2017
作品の中で特に好きなキャラクターが何人かいるんですが、今年は「丸川社長」について語ってみたいと思います。
出典: http://shirobako-anime.com/character-19.html
丸川社長の魅力
武蔵野アニメーションの社長であり、昔からアニメ産業に関わってきたみんなの先輩でもある丸川社長ですが、 いちばんの魅力はその柔らかい人柄ではないでしょうか。
困っている監督にそっと手を差し伸べてヒントを引き出してあげたり、
監督が目指す場所は、最後に作る人も見ている人も幸せになれる場所じゃないかな
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/43886435.html
不安が立ち込める空気を社長なりに和ませてみたり、
テイクオフ!!
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42800307.html
会社がピンチの時でも焦りを見せずむしろ楽しんでいるかのような様子は、一見すると頼りなく見えてしまうかもしれませんが、 私はむしろ頼もしく見えました。
丸川社長とご飯
中でも私が一番印象深いのは、社長が関係者に料理を作ってあげるシーンです。(深夜にSHIROBAKOを見ていたら突然飯テロされたことを思い出しますね。)
みんなおかわりあるからね。どんどん食べて。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/41269962.html
じゃあ、これ夜食ね。おねがい。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42910069.html
これ、車の中で食べなさい。ハムとたまごのサンドイッチ、それと紅茶。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/42472392.html
SHIROBAKOという作品の中で、丸川社長のご飯エピソードは物語の本筋とは関係ない日常のシーンかもしれません。 ですが、よく観察してみるとこのご飯が一種の「ゆとり」を与えているようにも見えます。
たとえば、2話の会議シーンですが、
白熱した議論がちょうど終わりかけたタイミングを見計らって社長がたこ焼きを持ってきました。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/41388151.html
スタッフはたこ焼きを食べながらこれからの作業に向けて一致団結しています。
また、宮森が昔のスタジオを訪れるシーンでは、若かりし頃の丸川社長がスタッフに炊き出ししている回想がありました。
お待たせしました!夜食の煮込みうどんです!
忙しそうな雰囲気だったスタジオが、ご飯を食べる瞬間になるとふっと和み、みんなが一段落して休憩できる空間になりました。
出典: http://anicobin.ldblog.jp/archives/43457486.html
忙しいとご飯もロクに食べず栄養バランスも悪くなってしまう、そんなスタッフを気遣ってご飯を作っているという目的もあるかもしれませんし、
そもそもただ社長がご飯を作るのが趣味というだけのことかもしれません。
目的はなんであれ、このご飯タイムのおかげで現場の人たちが休憩したりコミュニケーションしたりするための「ゆとり」が生まれているのはすごく素敵だなぁと思います。
ご飯のチカラ
美味しいご飯って食べると自分が幸せになるのはもちろん、みんなで食べるともっと美味しいという不思議な魅力があります。 それはきっと「美味しいものを食べた瞬間」という同じ体験を他人と分かち合えるからだと思っています。 「同じ釜の飯を食う」という言葉があるように、ご飯を一緒に食べるという体験は特別な共感を持っているのかもしれません。
丸川社長がこれを意識していたかどうかはわかりませんが、一緒にご飯を食べる体験を通してスタッフ同士の絆が深まっている様子を見ると、 物語にも大きな影響を与えている気がします。
大胆に…しかし細心に…おでんもアニメも同じだねぇ
出典: https://twitter.com/shirobako_eng/status/598465389463375872?lang=bg
そういえばオープニングにもみんなでBBQする様子がありましたね。
出典: http://anisok.doorblog.jp/archives/cat_736364.html
丸川社長がきっと広めたであろう「みんなでご飯食べる文化」がスタッフにも広く受け入れられている素敵な絵です。 ここまでくるともはや一緒にご飯を食べるのが社風のように見えてきました。
まとめ
SHIROBAKOのいろんなエピソードの影には、実はご飯のチカラがあったんじゃないかという気づきを書いてみました。 逆に、SHIROBAKOから丸川社長のご飯がなくなってしまったら、すごくさみしい気がしませんか・・? 丸川社長のご飯がみんなの気持ちに「ゆとり」を作ってくれたからこそ、ムサニのスタッフは最後まで団結して頑張れたのかもしれません。
出典: https://twitter.com/shirobako_anime/status/649574722720526337
我々も年末が近づいてきて日々忙しさに追われてしまうかもしれませんが、一息つけるときは美味しいご飯を食べながら「ゆとり」を充電して、残り少ない今年を駆け抜けていきましょう💪
*1:劇中に登場する居酒屋。東京吉祥寺に実在する店舗がモデルになっています。詳しくはこちら。http://shanonim.hatenablog.com/entry/2015/12/23/141358
それは誰のための仕様変更なのか
アプリの仕様変更についてメンバーと激論になったのでメモ。 内容はたいへん些細。
- アプリ内で表示しているとあるViewを非表示できる設定を追加する
- 工数は半日あれば十分
元を辿るとCSに連絡してきたユーザの要望らしく、単純に「ユーザがこうしてほしいと言っています。」→「ではこんな感じで改修しますね。」という流れだったみたい。
内容だけ聞いて「簡単だしささっと対応してリリースしますか〜」となりかけたんだけど、よくよく考えると「これ誰のための仕様変更なんだっけ」という観点がなかった。
結局この仕様変更を望んでいるユーザがどのくらいいて、全体のアクティブユーザ比でどのくらいの声なんだっけ、ユーザ比でなくても短期間に複数の改善要望が来ているissueなんだっけ、ということをちゃんと考えていなかった。
もちろん少数派意見でも「これは絶対必要だよね・・・」となるissueもあるけど、そういう場合は「ユーザと開発サイド共通の要望」でもあるのでちゃんと進めていかないといけないよね!で議論が終わると思う。
問題は「開発サイドの要望ではないけど一部のユーザが要望している(らしい)」をどこまで対応するかで、それは誰のための仕様変更になのか(=対応することで喜ぶひとがどのくらいいるのか)をきちんとサーベイしないと、よくわからない仕様変更がよくわからないまま堆積してよくわからないアプリになってしまうかもしれない。
次は、じゃあ実際にどのくらいのユーザから要望があったら対応しましょう!の指標を決める必要があるけど、(例: ユーザの◯%から要望が来たら対応する、◯週間以内に同じ要望が◯件以上来たら対応する)
これはまだ検討中なので、よいしきい値や判断基準が決めれたらまた知見共有します。
余談: こういう改善系issueの優先順位、各社がどういうふうに決めてるのかすごく興味がある。たとえば優先順位を決めるという意味では「ユーザからの要望数」は単にパラメータでしかないかもしれない。
Android Things Starter Kit 開封の儀
この度 mhidaka さんからAndroid Things Starter Kit
を譲り受けましたので、謹んで開封の儀を執り行わせていただきました。
わーい!うれしー!(ひつじさんありがとうございます!🐑🐑🐑)
Android Things Starter Kit
とは
簡単に言うと「Android ThingsでIoTプロトタイピングやってみるキット」です。開発ボードやセンサーなど、IoTするために必要なパーツが一通り揃っています。
セットアップ方法は、公式のチュートリアルに載っています。 androidthings.withgoogle.com
プロトタイピングをサポートするAndroidアプリもあるみたい。
Use Android Things Toolkit to help you assemble your kit using step-by-step instructions, connect your device to a Wi-Fi network, test hardware peripherals to make sure all parts are working, and run sample apps on your board.
開封の様子
薄いダンボールの箱と思いきや、結構丈夫な外箱です。内側のデザインもおしゃれ。
中には小箱が5つ収められています。
各パーツの紹介
Pico i.MX7Dual development board
I'm the brains of this operation
メインの開発ボードです。大きさはRaspberry Pi 3とほぼ同じ。
https://developer.android.com/things/hardware/imx7d
Rainbow HAT / Camera Module
I'm the jack-of-all-trades
I'm the eyes
開発ボード(PicoやRaspberry Pi)の入出力拡張ボードです。
見た目からはあまり想像できませんが、実はいろんなセンサーやパーツが載っています。載せすぎやろ!!
https://www.switch-science.com/catalog/3225/
同じ箱にカメラモジュールもパッケージされています。
5-inch Multi-touch display
I'm the magic touch
マルチタッチ対応のディスプレイです。一般的なスマホディスプレイのサイズくらい。(Nexus5Xのディスプレイサイズが5.2-inchなので、それよりほんの少し小さい。)
WiFi antenna
I'm your connection to the world
WiFiの電波受信用のアンテナです。アンテナなくてもWiFi使えると思うんですが、アンテナ付けると受信効率上がったりするんだろうか・・・。
Others
I'm the matchmaker between the parts
その他部品アンド工具ズです。さすがStarter Kit、ケーブルやドライバーもしっかり揃っています。
Cardboard stand
これが一番の驚きだったんですが、箱の外蓋を組み立てるとDisplay用のスタンドが完成します。(!!
完成イメージがこちら。よさそう。
Starter Kitの購入
残念ながら、まだ日本では購入できません・・・。(このStarter Kitは、Google I/O 2018の参加者に配布されたものを譲っていただきました🙇)
- アメリカの電子部品ECサイト: Digi-Key
- 台湾の電子部品ECサイト: TechNexion
のどちらかでオンライン購入するしかなさそうです。
ちなみにTechNexionでStarter Kitを買うと $199.00
ですが、部品だけバラ買いしたら $220.00 ~ $230.00
くらいだと思うので、Starter Kitのほうがお得です。
まとめ
Starter Kitは最小限必要なものがコンパクトに揃うのが最大のメリットだと思います。「あの部品買い忘れた」とか「使わない部品買っちゃった」みたいな無駄がなくて最高。慣れてきたらちょっとずつ部品買い足すのがなんだかんだで正攻法なんですよねー。
あと、箱のデザインや部品のパッケージングにすごくこだわっているなぁという印象を受けました。「Welcome to Android Things World!!」感がすごい。単純にデザインもかっこいいし、Kit自体に愛着がわきました。
開封の儀だけで一通りテンションが上がってしまったんですが、次は実際にCodelabsをやってプロトタイピングを始めてみたいと思います。💪💪
Dart/Flutter入門者向けハンズオンに参加しました #dartlang_jp
Dart/Flutter入門者向けハンズオンに参加しました。 dartisans-jp.connpass.com
日曜日の昼間(しかも大雨)ということもありちょっと参加者少なめでしたが、会場の熱量は高かったと思います。ばっちりFlutter入門できました。👌
Flutterとは
Flutter is Google’s mobile app SDK for crafting high-quality native interfaces on iOS and Android in record time. flutter.io
Flutter
は、Googleが提供するモバイルアプリ開発のクロスプラットフォームです。シングルコードベースでiOS/Androidアプリを作ることができます。
モバイルアプリのクロスプラットフォームといえばReactNative
やXamarin
が有名ですが、Flutter
も役割としてそれらに並ぶのではないかと期待されています。Cordovaのことはもう忘れました。
読み方は「フラッター」です。(not フルッター)ネイティブ発音を聴くと「フラタァ」と聞こえます。
「フラッ↑ター↑」じゃなくて、「フラッ↑ター↓」なのか #dartlang_jp
— shanon (@shanonim) 2018年5月13日
つい先日開催されたGoogle I/O '18では、Flutter beta3のリリースが発表されました。 www.youtube.com medium.com
Dart
DartはGoogleが開発しているプログラミング言語です。FlutterはDartで開発を行います。 決してメジャーなプログラミング言語ではありませんが、ここ最近のFlutter界隈の盛り上がりによって言語自体の盛り上がりも加速しているようです。今年の2月にはDart 2が発表されました。 www.publickey1.jp
ハンズオンの講師
講師はntaooさん、メンターで4869さんとlacolacoさんがいらっしゃいました。
ハンズオンの内容
大きく3ステップありました。
- Dartの概要を知る
- Flutterの概要を知る
- サンプルアプリを作ってみる(終わったら自分でオリジナルアプリを作る)
資料はこちらです。(@ntaooさん資料リンクありがとうございます!) docs.google.com docs.google.com
FlutterでiOS/Androidアプリを作る
サンプルアプリがこちらです。
HackerNewsのReaderアプリで、ざっくり以下のような機能を持ちます。
- NewsをListViewで表示する
- Newsをお気に入り登録して一覧で表示する
- タップしたらWebViewで記事を表示する
これをDart未経験・Flutter未経験の状態からたった4時間で作ることができました。(iOS/Androidの開発環境・エミュレータのセットアップ時間は除く)
でざっくり4時間です。びっくりです。 もちろん、ちゃんと同じアプリがiOS/Android両プラットフォームのシミュレーターで動きます。
言葉で聞いて知ってはいたものの、実際に見ると感動するな〜 #dartlang_jp pic.twitter.com/8PZUV8CrLM
— shanon (@shanonim) 2018年5月13日
開発について
セットアップが簡単
公式のセットアップ手順を順番に辿るだけで最初のHelloWorld(Flutterアプリ起動)まで容易にたどり着けました。 flutter.io
慣れ親しんだIDEが使える
- Android Studio
- IntelliJ IDEA
- VS Code
今回のハンズオンではIntelliJ IDEA
を使いました。
IntelliJ IDEAでどうやってエミュレータ指定するんだろう・・と思っていたんですが、Runボタンの付近に選択Windowが表示されるので無問題です。
flutter doctor
が便利
コマンドラインからflutterに関する操作を行うときはflutter
コマンドを使うのですが、flutter doctor
というコマンドがセットアップ時において非常に便利でした。開発環境を走査してFlutter開発に必要なライブラリのインストールやアクションを指示してくれます。
Hot Reload
が便利
UIの変更を即座に反映するHot Reload
がサポートされています。コードを変更して『⚡』ボタンを押すだけでリロード完了です。ReactNative
やSPAなWeb開発なら一般的なのかもしれませんが、普段のネイティブアプリ開発の感覚でいると圧倒的な反映速度に感動します。
雑感
Indentのサイズに慣れない
デフォルトだと2
です。「JavaとJavaScriptをmixさせたような見た目」とも揶揄されるDartですが、見た目からなのか4
で使いたいぐぬぬ・・となってしまいました。慣れるしかない。
フォーマッターどうしよう問題
cmd + option + L
でコードフォーマットした時にばしっとキマるいい感じのフォーマッター設定が知りたいかも。
.gitignoreどうしよう
gibo
にはUnknown argument: Flutter
と言われてしまったので、公式を参考にしました。
flutter/.gitignore at master · flutter/flutter · GitHub
サンプルアプリのコード
講師のntaooさんのコードそのまま写経ですが、GitHubにアップしました。 github.com
機能追加の実験などでこれからもアップデートしてみたいと思います。
まとめ
- Flutter、意外とサクッと入門できた。
- 界隈も盛りがってきているので、始めるには良いタイミングかも。
リンク集
公式サイト
Dart Packages
Flutterを始めとしたDart言語での開発で使えるPackageを探すためのサイトです。 pub.dartlang.org
Awesome Flutter
Flutterに関する""Awesome""なライブラリを集めたrepositoryです。 github.com
コードで見るFlutterアプリの実装
konifarさんがDroidKaigi 2018で講演した資料です。一度入門してから読み返すと、さらに理解度が深まります。
コードで見るFlutterアプリの実装 // Speaker Deck
Flutter Japan User Group
Flutterアプリ開発者のコミュニティです。meetupが5/31にあるみたい。 flutter-jp.connpass.com
2017年を振り返る
「ツイートで今年一年を振り返る」ブログがよかったので、真似してみました。
- Twitterエゴサーチで見る2017年まとめ - shiraji’s diary
- 2017年を振り返る - 言いたいことはそれだけか
- 2017年を振り返る - アナログ金木犀
- 2017年振り返り - Infinito Nirone 7
1月
電子工作熱
電子工作熱が加速した一年でした。
電子工作箱、ミニ四駆入れてた箱感あって楽しいので電子工作やりましょう。 pic.twitter.com/aTnc5Vm2wO
— shanon (@shanonim) 2017年1月24日
コミティア出たかった。
コミティア出れませんでした...来年こそ......
今年の抱負、夏コミかコミティアに出ること。💪
— shanon (@shanonim) 2017年1月1日
2月
転職
転職しました。
— shanon (@shanonim) 2017年2月1日shanonim.hatenablog.com
仕事でKotlinを書くことになりました。Kotlinたのしい。かわいい。
酒とエモ
酒が入ってエモい感じになる癖、たぶん一生治らない
— shanon (@shanonim) 2017年2月6日
治らないと思います。
HoloLens
HoloLensを買ってしまいました。
FUTURE HAS COME #Hololens pic.twitter.com/1sW1pOpd5D
— shanon (@shanonim) 2017年2月22日
Hololensで見る世界、劇場版ハーモニーの拡張現実(オーグメンテッド・リアリティ)そのものなんですよね・・・SFの世界そのもの。 pic.twitter.com/We8Y4INmX9
— shanon (@shanonim) 2017年2月15日
最近あんまり触れてないのでもったいない.........
3月
DroidKaigi
たのしかった!!!!!です!!!! #DroidKaigi
— shanon (@shanonim) 2017年3月10日
2日間楽しく参加しました。
後日秋頃、今年こそCfP出すぞ!!!と意気込んでエントリーしたものの、未採択でした。実力不足です。精進します。
遠足
弊社と取引のある農家さんのところで一日体験収穫をやりました。当事者意識が芽生えました。
みかん狩り楽しかった🍊 pic.twitter.com/jqivNpCVzC
— shanon (@shanonim) 2017年3月19日
電子工作の展示
イベントでWaffleの展示をやらせてもらいました。
おつかれさまでした!!! pic.twitter.com/7xAeyYlj5h
— shanon (@shanonim) 2017年3月21日
Anime LT
2017年に参加した数ある勉強会の中でも特に印象に残っている勉強会のひとつ。ジト目について語りました。あと友達がたくさんできた。 retty.connpass.com
クソT
しゃのん ( shanonim ) の【データサイエンティスト】Tシャツ ∞ SUZURI(スズリ) https://t.co/X2wp2rrB9l #suzurijp
— shanon (@shanonim) 2017年3月27日
suzuriで文字だけのクソTを作って自分で買う、という謎趣味を始めました。「Androidエンジニア」というTシャツを作ったところ、累計10枚くらい売れる好評を得ました。ありがとうございました。制作者のトリブン(マージン)は0円です。
4月
技術書典 #1
同人イベントたのしい。
ワイワイ設営完了🌸 #技術書典 pic.twitter.com/rUz0sB4Ya3
— shanon (@shanonim) 2017年4月9日
もぐもぐ会
弊社でもくもく会をやりました。野菜を食べながらもくもく作業するだけ。好評だったのでまたやりたいです。
もぐもぐ会 #AndroidMokuMokuOisix pic.twitter.com/xao7P46neD
— shanon (@shanonim) 2017年4月27日
それな。
美味い野菜をインターネットパワーで確実にデリバリーしたい
— shanon (@shanonim) 2017年4月27日
5月
居酒屋ハッカソン
ビールを飲みながらハッカソンをやりました。たのしかったです。
今日も一日 #yoro_hack pic.twitter.com/BOkjDDGSlY
— shanon (@shanonim) 2017年5月3日
DriveKaigi
またある時は野菜ジュース持っていきますね〜〜!!!!!!
横田メルさんです #DriveKaigi pic.twitter.com/1qE83ypDgG
— shanon (@shanonim) 2017年5月11日
Google I/O extended
KotlinがAndroidの公式言語になる発表の瞬間、会場が沸きました。
Kotlinきたあああああああああああああああああああああああ
— shanon (@shanonim) 2017年5月17日
6月
唐突に帰省。リフレッシュ。
I'm at Kagoshima Airport in 霧島市, 鹿児島県 https://t.co/Sc7b9j28N0
— shanon (@shanonim) 2017年6月9日
7月
issue
issueをcloseしないエンジニアに人権はない...
— shanon (@shanonim) 2017年7月11日
後輩氏
学生時代の後輩氏 @taikai_m を誘ったら入社してくれて仲間が増えました。嬉しかった。
8月
Swift/Kotlin合同勉強会
@jollyjoester さんと開催しました。盛況でした。 oi-study.connpass.com
9月
なんか荒れてた。
荒れてた。
言いたいことを適切に伝えて改善しないとダメ。はい。やります。
10月
オフィス移転
五反田→大崎へ。フロアやデスク環境が格段にレベルアップして快適になりました。
オフィス環境変わりすぎて擬似転職感がやばい
— shanon (@shanonim) 2017年10月10日
技術書典 #2
2回目の参加でした。
(スペース: え08) KotlinでAndroidアプリを作るハンズオン本を頒布します!IDEのセットアップ〜サンプルアプリを動かしてみるまでの超初心者本です。コピ本 55p / 1部200円🦄#技術書典 #技術書典3 pic.twitter.com/6aiIh7gewy
— shanon (@shanonim) 2017年10月22日
予想以上に早く完売してしまって、慌ててキンコーズに追加刷りに行ったのも良き思い出です。#3もサークル参加したいです。
11月
KotlinConf
初アメリカ・初海外カンファレンス参加でした。
セッションはあとで動画で見れるし、わざわざ現地行く必要ある??と言われるとそれまでなんですが、一度その場に行って画面の向こう側の空気感を知るのはひとつ経験としてよかったなと思います。
カンファレンス以外にも現地の企業にお邪魔したり観光したり、たのしかったです。
12月
キッチンハッカソン
初ハッカソン企画。無事成功してよかった・・。 oi-study.connpass.com
エンジニアtype
取材されました。 type.jp
まとめ
転職が一番大きな変化でしたが、エンジニアとしてのこれからのキャリアについて考える事が多い一年でした。その中で、海外に行ったり技術書イベントに参加したりハッカソンやったり、色々な挑戦ができたのはよかったし、来年も続けていきたいです。
やばい!あと3分で2017年終わる!!!!来年の抱負は、2018年に書きます!!!!!!
今年もありがとうございました。良いお年を。