ラブライブの二次創作について #lovelive
この記事はラブライブ! Advent Calendar 2016 4日目の記事です。
こんにちは、@shanonim です。ラブライバー歴は1年と8ヶ月です。まだまだ若輩者ですが、よろしくお願いいたします。
3日目は @kunst1080 さんの記事でした。
音楽理論の観点でキャラクターイメージを考察されています。
のぞえりです。(歓喜)
「小夜啼鳥恋詩」は穂乃果を表す「ホ長調」です。
ことほのなんだよな。。。。
楽しませて頂きました、ありがとうございました。😌
ラブライブの二次創作
今日は二次創作の話をしたいと思います。 そもそも二次創作とは??って方のためにおさらいすると、
二次創作物(にじそうさくぶつ)とは、原典となる創作物(以下、「原作」という)に登場するキャラクターを利用して、二次的に創作された、独自のストーリーの漫画、小説、フィギュアやポスター、カードなどの派生作品を指す(そのため、一次作品のメディアミックスは含まれない)。 (wikipedia)
分かりやすいものだと、
- 同人誌(漫画、イラスト、小説)
- グッズ(アクリルキーホルダー、クリアファイル等)
が一般的かもしれません。
ちなみに、同人誌や薄い本というとイコールR18本と勘違いされる方がいますが、それは誤解です。(かつて自分も勘違いしていた勢なので念のため...)
同人誌も種別として、一般向け(R18でない)と成人向け(R18)がきっちりと分かれています。
ラブライブの二次創作物(主に同人誌)だと、一般向け : 成人向けの比でだいたい8 : 2くらいの体感です。(あくまで個人感です。
なので、一般向けが大部分を占めると言ってもいいかもしれません。
二次創作のイベントについて
二次創作物に関するイベントといえば、年2回夏と冬に開催されるコミックマーケット(コミケ)が有名だと思います。
コミケはいわゆるオールジャンルの同人誌即売会なのですが、オールジャンルでない特定ジャンルのみの同人誌即売会は様々な時期・場所で開催されており、一般にはこれを「オンリーイベント」と呼んでいます。
ラブライブに関しては、「僕らのラブライブ」(通称、僕ラブ)というオンリーイベントが一番有名で、2ヶ月に1回の周期で開催されています。
出典: http://www.puniket.com/lovelive/
場所は大田区蒲田にある「大田区産業プラザPiO」での開催が多いです。
他にも地方版のラブライブオンリーイベントもあり、大阪・名古屋・札幌などで開催されているようです。
二次創作の同人誌っておもしろいの?
よく聞かれます。
「公式以外のコンテンツなんて認められないわァ」って言う人もいますし、ファン全員に受け入れられる文化ではないと思いますが、個人的に「二次創作がおもしろい!」と思うポイントを挙げてみたいと思います。
プロの漫画家さんが書く同人誌がすごい
同人誌は、アマチュアや素人だけが書く文化ではありません。人数こそ多くはありませんが、プロの作家さんも本を出しています。
「One Night Stand」というサークル名で活動されているのは、「夢喰いメリー」を描かれている牛木義隆先生です。
出典: https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=111082
追いかけて/捕まえて(One Night Stand)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス
最初見た時は「え、メリーの先生、マジで?!」と混乱しましたが、実際に読んでみると絵のタッチは間違いなく牛木先生のそれで、とても感動した覚えがあります。絵もストーリーも綺麗で、プロはやっぱりすごいなぁ...と思いました。
μ'sのラストライブ前夜の一年生を描く「Let's paint the town red」もおすすめです。
出典: https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=139479
Let's paint the town red(One Night Stand)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス
「しっとりオブラート」というサークル名で活動されている、たみふる先生の作品もおすすめです。
出典: https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=12401
もう宣伝ポップの時点で完全に面白いもん。ずるい。
たみふる先生は、現在「となりのヤングジャンプ」で漫画を連載されています。
読みましょう。
あともうひと方、ぜひ紹介したいのがサークル「ユキノヒトヒラ」のtMnR先生です。 出典: https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=24349
僕が勝手にうみえりの巨匠と呼んでいる作家さんなのですが、とにかく心理描写が綺麗で繊細で、心を奪われます。
のぞえりも好きなんですが、うみえりも尊いんですよね・・・別世界線という解釈で楽しみましょう。
— tMnR(とものり)@3日目_東ラ55a (@yukiiti) 2016年8月19日
tMnR先生は、月刊化されたコミック百合姫で新連載が始まりました。 natalie.mu
読みましょう。
まだまだおすすめの先生方はいるんですが、長くなりすぎるのですみません一旦このへんで...
作風が自由
同人誌は基本的にテーマや設定が自由です。
ギャグでもシリアスでも、年齢が公式より大人だったり幼かったり、とにかく多岐に渡ります。
例えば特定のふたりを題材にした同人誌の場合、そのカップリングも自由です。いわゆるメジャーカプ(にこまき、りんぱな、のぞえり、等)以外にも、それぞれの作者の推すカップリング本がたくさんあります。
μ'sだけでCPを算出すると、nCr (n=9, r=2)で36通りです。ちゃんと探せば36通りの同人誌があると思います。誰を推すも誰を描くも自由です。
愛がある
同人誌には、書き手のコンテンツに対する愛が詰まっています。
SHIROBAKOの安藤さん曰く、
二次創作って、作品に対する理解とキャラに対する共感のかたまり ですからね
— SHIROBAKO名言bot (@ShirobakoBot) 2015年4月10日
安藤つばき #musani #SHIROBAKO pic.twitter.com/Vn16U8087R
まさしく愛です。
公式にないifストーリーを自分で妄想するうちに作品に対する理解がさらに深まり、時には公式設定の解釈を違った形で楽しむこともできます。
例えば、前述の牛木先生の作品「Let's paint the town red」ですが、μ's最後のライブ(劇場版のSUNNY DAY SONG )の直前に一年生が揃って待ち合わせしているという描写を遡って話が展開します。
サニデイ当日、まきりんぱなが揃って待ち合わせしている。 →前日にお泊まり会があったのでは。という仮説は、ifですが公式設定とも違和感なく繋がりますし、おもしろい設定だと思いました。
また、別の議論では、「自らの需要が公式から供給を越えてしまった場合、二次創作に救いを求める」という説があります。 なかったら作ればいいという思いは、クリエイターの根源的欲求でもありますし、自然な流れですね。(?
二次創作界隈には、そういった熱量あるファンとクリエイターがたくさんいるので、公式のコンテンツを楽しむ面白さとはまた違った体験があります。
二次創作はファンの熱量によって支えられている
面白いアニメ、流行っているアニメには、自然発生的に二次創作が付随します。ですが、その盛り上がりが続くかどうかは作品に対するファンの熱量によって様々です。一時的かつ爆発的に盛り上がった界隈がその後数年続くかどうかは分かりません。
そういった意味で、ラブライブの二次創作界隈は安定して盛り上がりが続いていると思います。
というのも、先日11/23に開催された「僕らのラブライブ14」にサークル参加(売り子)したのですが、ものすごい来場者の数でした。サンシャイン放送後の勢いもあるのでしょうが、自分が好きな作品が盛り上がっている様子を直で見るとやっぱり嬉しいですね。
まとめ
公式だけでなく、二次創作という視点でコンテンツを楽しむ方法もあるよ〜ということを知ってもらえたら幸いです。
二次創作はいいぞ。
ちなみに次回のラブライブオンリーイベントは、年明け1/22に開催されます。
出典: http://www.puniket.com/lovelive/
新刊落とさなければサークル参加する予定ですので、もし来られる方がいらっしゃいましたら一緒に楽しみましょう。
明日は @star_TF さんです!